初めての永代供養墓で失敗しないための5つの必須知識

そもそも「永代供養(えいたいくよう)」とは?

永代供養とは、文字通り永代にわたって供養する、墓地管理の仕組みの一つです。亡くなられた方を永代にわたってお寺や霊園が供養します。

これまでは、墓石を作って先祖代々その家の人がお墓を守っていくということが一般的でしたが、今は核家族化が進み墓石を守っていくことが難しいという理由で永代供養を選択する方が増えています。

また、墓石は持っているけど墓石を守っていく人がいないなどの理由や引っ越しが理由で、墓石を手放し、墓じまいをして永代供養に切り替える方も多いです。

永代供養墓といってもその形態は様々ですが、主に納骨堂や樹木葬、合祀墓が一般的です。

永代供養墓選びで失敗しないための5つのポイント

1.【永代=永遠じゃない?】供養年数を必ず確認する

ロッカー式・お位牌を置くタイプの納骨堂や樹木葬のほとんどは、13回忌や33回忌などと供養年数が決まっています。まずこの供養年数と、その後お骨はどうするのかをよく確認して下さい。

お骨は決められた回忌の供養が終わったら、最終的に合祀墓(血縁に関係なく一箇所に祀るお墓)に移して永代供養する寺院がほとんどです。「永代供養なのに永遠に置かせて貰えないの?」と思われるかもしれませんが、個人のために永遠にスペースを占有してしまうと、どんどん場所が無くなって未来のお寺の運営に支障が出てしまうんですね。これは今後何百年と継続可能な寺院運営という点を考えると当然のことで、安易に永遠にその土地を使う権利を与えてしまうお寺はあまり信頼できるものではないと思います。

もともと、納骨堂のお位牌や樹木葬の墓碑は、お参りする対象を用意するという意味合いがあります。供養年数を決めるポイントとしては、お参りに来る方がどのような環境でお参りをしたいか、どれくらいの期間お参りに来るかという点を考えていただけると、供養年数や種類をスムーズに決めていただけると思います。

2.墓じまいした場合にお骨を受け入れて貰えるか?

墓じまいした場合先祖代々のお骨をどうするか考えなくてはなりません。合祀でない永代供養墓はもともとスペースを小さく作ってあることが多いので先祖代々のお骨を受け入れ入れてもらえるかよく確認しましょう。

私のいる福厳寺では先祖代々のお骨は何人分であっても1霊分として永代供養料を頂き、供養を行なっております。

3.受け入れ可能な宗教・宗派は?

宗教宗派が不問のところもあれば、特定の宗教宗派しか受け入れられない寺院もあります。いずれにせよ供養の方法に関してはその寺院の方式で統一して行うことが一般的です。

4.金額に含まれるものを確認する

基本的には供養に関わることは全て含まれている場合が多いですが、中には年会費が必要だったり、オプション料金が高くついたりすることもあります。また、戒名代や位牌代なども含まれているかも確認ポイントです。

5.葬儀も行なってくれるか?

生前に永代供養を申し込む場合は、葬儀に来てくれるかという点も確認しておきましょう。葬儀から納骨までをスムーズに行うことができます。

「永代供養墓を買って一安心」と思っていたら…

生前にお墓や納骨堂、樹木葬などの墓苑を申し込んでいたのにもかかわらず、自分が亡くなった後、生前に申し込んだお墓に入れないというケースが増えています。なぜ生前に申し込んでいたお墓に入ることができないのでしょうか。それは例えば、Aさんが亡くなったあと、Aさんの周りの方や親戚の方が誰も、Aさんがどこのお墓を申し込んでいたのか知らなかったということです。その場合、市の運営している無縁墓地に葬られてしまいます。

嘘のような話ですが、今このようなことが社会問題化しています。永代供養を申し込まれる際には自分の死後を託せる方に自分が亡くなった後の眠り場所をしっかりと伝えておくことが大切です。

寺院の中には、会員どうしの安全を確認しあったり、活動を通してご縁を深めるコミュニティ作りを積極的に行なっているところがあります。そのような活動を行なっている寺院を見つけていただくとより安心できるでしょう。